緑が彩り豊かな季節になってきました。
当然、虫達も元気に活動する季節です(^_^;)
保育園で日中お散歩や公園遊びする日も多く、蚊による虫刺されが気になる今日この頃です。
去年の今頃は、まだハイハイの時期だったので外遊びや虫刺されなんて気にしてませんでしたが今年は注意が必要ですね。
蚊の虫刺されはデング熱やジカ熱など、感染症の原因にもつながります。
たかが、「蚊」と思わずにしっかり対策しておきたいですね。
子どもと大人で蚊にさされやすさは違う
蚊にさされやすい人の特徴はズバリ「新陳代謝がよくて体温の高い人」です。
- 新陳代謝が高い人
- 呼吸の回数が多い人
- 体温が高い人
- 汗をかいている人
- 黒い服の人
(※ウィキペディアの刺されやすい人の特徴より抜粋)
これって赤ちゃんの特徴にそっくりなんですよね。
赤ちゃんは体温も高めで汗かき、新陳代謝は抜群です。
ランニング後で汗をかいている大人や、ビールを飲んだ後の大人と同じくらい、平常時の赤ちゃんは刺されやすいのです。
肌の弱い子どもには虫除け対策が必要
さらに、子どもは大人に比べると皮膚も薄くてお肌は弱いです。
大人にとっては、たいしたことのない虫刺されも、子どもにとってはかぶれの原因になったりします。
そうでなくても、もちぷよのお肌に赤い虫刺されがあるかと思うと胸が痛みます。
ここは虫除け対策が欠かせませんね。
子ども用の虫除け対策の選び方
ディートフリーのものを選ぶ
「ディート」という言葉を聞いたことがありますか?
虫よけのことを少しでも調べたことがある方なら聞いたことがあるかと思います。
虫除けスプレーと呼ばれる薬品には、ほぼ含まれている成分です。
この「ディート」の虫除け効果は抜群で、日本だけじゃなく世界中で「虫よけ」といえばディートが一般的に使用されています。
ただ、この「ディート」副作用があるのです。
人によってはアレルギーや肌荒れを起こすことがあり、動物実験で連続的大量摂取により神経毒性が見られたとの報告もある
(Wikipediaより)
お肌の弱い人や、乳幼児などには「ディート」を使いたくないと思う方も多いようで、最近では「ディートフリー」の虫除け剤も増えてきました。
近所へのお出かけ程度なら、ディートフリーのものを日常使いしたほうがよさそうです。
スプレーよりも塗るタイプを選ぶ
虫よけというと、スプレータイプのものがまっさきに思い浮かびますが、実は子どもにはスプレータイプより塗るタイプの虫よけのほうがおすすめです。
国民生活センターの子どもの虫よけに関する注意点にガスタイプはあまり肌や洋服につかない上に、薬剤を吸い込んでしまうので注意と書かれていました。
ガスタイプを使用する場合は、一旦大人の手にとって、それを子どもに塗る方法が良いようです。
大人も、ガス(スプレー)を手にかけてその手で首周りなどのケアが薄くなりがちな部分に塗り込むと虫除け効果が高まります。
どうせ塗るなら、塗るタイプとして売られている虫よけか、ウェットティッシュタイプが便利ですね。
天然素材(アロマ)の物を選ぶ
アロマといえば、癒やしアイテムの印象が強いですが、中には虫除け効果のある香りもあります。
アロマオイルで作った自作のフレグランススプレーで自宅でも外出先でも手軽に虫除け対策ができます。
自作は難しいという場合には、キットや完成品の市販品もありますよ。
天然素材のものだから安心して使えますし、やっぱり香りが良いといい気分ですもんね。
本当に効果のある虫除け成分
ディートは避けたいしスプレーより塗るタイプが良い。それで天然成分なら尚良し!
ということでアロマのウェットティッシュ塗ってみました・・・→蚊に刺されました(/_;)
では意味がないですよね。
虫除け対策をするからには、ちゃんと虫除けしてくれないと意味がありません。
虫除け対策に効果があるのは「メトフルトリン」「レモンユーカリ」「ディート」
WIREDに面白い実験の記事が載っていました。
ニューメキシコ州立大学の研究チームが市販の虫除けアイテムで本当に効果のあるものを人体を使って実験したのです。
海外のものなので、日本の製品は検証されていませんが、きちんと効果のある成分があきらかになりました。
使われている成分の違いや、スプレータイプ・ブレスレットタイプ・ファンタイプなど形もいろいろと実験しました。
そんな中、効果のあったベスト3が
「メトフルトリン」「レモンユーカリ」「ディート」
だったのです。
- 1位:メトフルトリンを噴霧するウェアラブル蚊除け器「OFF! Clip-on」・・・70%の防御
- 2位:レモンユーカリ精油入りスプレー「Cutter Lemon Eucalyptus」・・・67%の防御
- 3位:ディート含有率98パーセントのスプレー「Ben’s Tick & Insect Repellent」・・・60%の防御
メトフルトリンとレモンユーカリ製品の効き目の凄さに驚かされますね。
3位のディート含有率98%の虫除けなんて日本では発売されていません。
日本では2014年にデング熱が流行したので30%濃度のものがようやく認可されたばかり。
それも12歳未満の子どもには使用制限があるのです。
日本では使えないほど高濃度な98%よりも、メトフルトリンとレモンユーカリが効果があるなんてすごいですね。
ちなみに、音波系の蚊取り製品・「シトロネラ」キャンドル・ハーブ入りスプレーは効果がなかったそうです。
赤ちゃん向けだと、シトロネラを使っているハーブ入り虫除けスプレーがオススメされているのを見かけますが、
効果がないなら塗らないほうがマシなので、やめておいたほうが良いですね。
うちにある虫除けもシトロネラ系でした(^_^;)
メトフルトリンを使った虫除けアイテム
まず、実験で使われた効果70%防御のアイテムです。
日本で販売されていないので、Amazonで並行輸入品を見つけました。
お値段なんと・・・14,000円!
入力間違えてない?と思わず突っ込みました。
現地価格だと7ドルくらいです。
こんなお高い輸入品は買えませんが、日本でもメトフルトリンを使った虫除けアイテムがあります。
メトフルトリンを使った日本製品で有名なものは「ムシコナーズ」とか「虫よけ当番」とかですね。
ドラッグストアで一度は見たことがあると思います。
実際に、こどもとお出かけするならオススメはこちらです。
どこでもベープNo.1 未来セット
メトフルトリンの薬剤をつかった、携帯用の虫除けアイテムです。
腕時計風につけてもよし、腰からぶら下げても良し、ベビーカーにぶら下げてもOKです。
限定品のキティ柄も可愛いです。
これだけだと心配な場合は、蚊がいなくなるスプレー(24時間)も併用するといいです。
蚊がいなくなるスプレー(24時間)
こちらにもしっかりと「メトフルトリン」が含まれています。
同じ商品でも12時間用のものや、屋外用のものは「トランスフルトリン」という少し効き目の弱い成分になるので要注意です。
レモンユーカリ精油入りスプレー
あの「ディート」よりも効果のあった天然の虫除けアイテムです。
これは子どもに安全な虫除け製品を探している人には嬉しい情報ですね。
Cutter Lemon Eucalyptus Insect Repellent (Pump Spray)
4080円です。5ドルくらいの商品なのに、輸入されるとやっぱり高いですね。
国内でも同じような商品はあるかもしれませんが、海外での平均的な濃度(30%)のものは見つけるのが難しそうです。
濃度が薄まればもちろん効果も薄れます。
さらに疾病管理予防センター(CDC)はレモンユーカリが虫除けに効果があることを認めていますが、
同時に「3歳未満への利用は避ける」ように注意を促しています。
たぶん、お肌が荒れるからだと思います。
そうすると、スプレーをどう使って良いのか難しいところですね。
「ハーブ」「天然成分」の虫除けを調べるとシトロネラ製品が多くてレモンユーカリ成分のものは少なめです。
レモンユーカリを主成分としているオススメできそうな虫除けスプレーは2つくらいしかありませんでした。
ハーブの虫除けスプレー
東大の農学博士と開発したハーブの虫除けスプレーです。
濃度は不明ですが、「お子さまに安心」とパッケージに書いてあるので、薄めかもしれませんね。
余計な成分が入っていないので、安心です。
Mozy off(モズィーオフ)
こちらも、レモンユーカリメインのアロマ虫除けスプレーです。
こちらのほうが濃度が高いのか、口コミ評価は高めです。
3歳未満児をかかえる親としてはスプレータイプ以外での虫除けも考えておきたいところ。
そんな中、レモンユーカリ成分を活かしたシールタイプの虫除けアイテムを見つけました。
レモンユーカリオイル配合の虫よけパッチアルファ
レモンユーカリオイルが染み込んだ虫よけシールです。
子どもが自分で剥がせないような洋服の背中の部分などに貼ってしまうと良いですね。
この商品の難点は、保育園に行くときは使えないということです(おともだちに剥がされちゃう)
週末の屋外あそびには有効だと思います。
意外と簡単!洋服選びで虫除け対策
これまで虫除けアイテムに頼る方法ばかり考えていましたが、実はお洋服の選び方次第でも簡単に虫除け対策ができるのです。
長袖&長ズボン、首回りも日よけ付きの帽子などでガード
暑い時期にと思われるかもしれませんが、肌を露出しないことが一番の対策です。
ただし、蚊は汗につられてやってくるので、こまめに汗をふかないと逆効果です。
赤や蛍光色の服を着る
最近は子ども服もオシャレで大人顔負けのデザインのものが多いです。
自然と、アースカラーなどの落ち着いた色合いのものを着せてしまうことも多いのですが、虫除け的にはNG。
虫が苦手な「赤色」や「蛍光色」などカラフルなお洋服を着せるようにしましょう。
もしも虫に刺されてしまったら冷やす
いろいろ手をつくしても、蚊に刺されてしまうことはあります。
そんな時は、刺された部分を爪でバッテンにつけたりしないで冷やしましょう。
- 虫刺されの部分を冷やす
- 虫刺されの薬を塗る
- 絆創膏などでカバーする
冷やすことでかゆみが弱くなります。
弱くなったところで虫刺されの薬を塗ります。
大人はここまででOKですが、子どもはついつい虫刺されの後をかいてしまいます。
かくとかゆみがぶり返すので、かかないように絆創膏などでカバーしてあげます。
虫刺されはケア次第で跡を残さずにキレイに治るので、見つけたら早めに対処してあげると良いですね。